都内立川市の某踏切に、友人と肝試し(?)に行った。

友人は霊感のある人で、オカルト好きな僕の好奇心に付き合って、
度々心霊スポット巡りに付き合ってもらった。
彼は怖がりだけど優しくて、現場で見えていてもその場では口に出さず
家に帰ってから「実はあのとき…」みたいな感じに教えてくれて
現場で僕がパニックを起こさないようにしてくれる。
(以前僕が車も忘れて走りだしたことが原因だが)
その踏切は人身事故が多発していたらしく、近くには地蔵が祀られていた。
一応、実際に死者も出ているんだから手を合わせようと地蔵の前までいったとき、
何だか後ろから引っ張られるような感じがした。
僕には霊感なんてさらさらないはずなのに。
そこで友人に「なんか感じる?」ときいたが「別に」と言われ、
自分の勘違いかな、と思い踏切に向かった。

踏切についた途端、後ろから引っ張られる感触が消えた。
「なんか見える?」友人に聞いた。
「いや、別に」

結局何も起こらず、車で帰路に着いた。
「今回はお前は何も見なかったみたいだけど、僕、感じたんだよね」
少し得意気に友人に言った。
「へぇ。なになに?」
「地蔵のとこで、後ろから引っ張られてるような気がした。
 多分歓迎されてなかったんじゃない?」
普段、友人は見えているのに自分には見えないことが少し残念だった僕は、
更に得意気にそう言った。
すると友人は「それって踏切のとこで感じなくなったんじゃない?」と。
「ああ、そういえばそんな感じがした」

「やっぱりね。あれは歓迎されてなかったんじゃなくて踏切に呼ばれてたんだよ」

全身鳥肌が立った。
文章にするとイマイチだが、あのときはマジで恐かった…。 


【引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?part127】