そんなに怖くないかも知んないけど実話

もう10年ほど前、彼女と福岡から熊本まで遊びに行った時の体験
深夜に福岡を出発して途中どこか適当なラブホで1泊する計画で福岡を23時頃出発。

深夜1時頃になると会話も無くなり眠くなる、どこか適当なラブホを探して国道を走る
国道沿いに何件かあるが、古いだの高いだのとブーたれてなかなか決まらない。
2時をまわる頃には流石においらも切れ気味に、次あったらそこに決定と勝手に決めた
そして国道沿いにホテルの看板を見つけ案内のままに進みホテルに到着、
国道から1本入ったところにある、白く四角い建物のホテル

この時点で彼女は気味が悪いから他にしようと言うが、
散々我儘に付き合ってきたおいらはそれを無視。

ラブホらしい感じのまったくない事務的な自動ドアを入ると、
大きながらんとしたロビーがあり突き当たりのカウンターから男の人が出てきて
空いてる部屋の番号と鍵を渡された
普通ラブホと言えばパネルがあって部屋を選んだりするが、
そういったのはまったくなく、どの部屋でも料金は同じらしい。
部屋は2階で階段しかない、この階段も事務的で床が塩化ビニールで
歩くとペタペタ靴底に引っ付く感じ
流石に何か気味が悪いラブホだ、でも今更辞めるとは言えず部屋に入った。
部屋もこれまた到底ラブホとは思えない素っ気無さ
良く言っても広いビジネスホテルといった感じ、
しかも何故かダブルベットの頭の壁に大きな長渕のポスターが貼ってあり、
場違い感をかもし出している。
それ以上に何ともしれない嫌な感覚が部屋に入った時からある。

風呂も大きなユニットバス程度でいくら田舎のラブホでもコレはないだろと
彼女と文句をいい笑って風呂にお湯を入れた。
彼女が風呂に入っている間、ベットでウトウトしていると反対側に重さを感じ

目を開けると布団が一箇所だけ凹んでいた。
それとほぼ同時に風呂場で彼女のキャッと言う悲鳴

急いで風呂場に行くと「モ~急に後ろ通らないでよビックリするじゃん」 
としゃがみ込んでいた。
いやいや、いまおいら寝てたし。しかしゴメンゴメンと言っておいた。
状況から察するに風呂上りに髪を乾かしていたら鏡に何か写ったようだ。

そんな風呂に入る気にもなれず、Hもなしで寝ることにした。
いつもならイビキがうるさいだの暑苦しいだの言って
離れて寝る彼女が何故かおいらに張り付いてくる。
口には出さないが彼女も何かいやな感じがあるだろう

電気は点けっぱなしにして、強引に寝る。寝る、寝る、寝る、寝れない
気配を感じ目が覚めた、彼女を見ると目をしっかり閉じている。
いや明らかに意図的に閉じている。

彼女越に見えたベットの端に同じ顔男の子が2人、
鼻から上だけ出してこっちを見ていた
一瞬おいらと目があったその瞬間ベットの下に引っ込んだ

とてもじゃないが寝ていられない。急いで彼女を起こすとやっぱり起きていた。
彼女が服を着ている間に、気になってた長渕のポスターに目が留まり
端が少しだけ剥がれかけていたので少しめくってみた。
するとそこだけ結露の様に壁が汗をかいていて、
色鉛筆で書いたと思われる、落書きの端が見えた
どうやらポスターは落書きを隠す目的で貼ってある様だ。
今考えると色々突っ込みどころはあるが、
当時は気が動転していてその事だけで納得してチェックアウトの電話をして、
入る時と同じカウンターで支払を済ませる最中に、部屋に男の子が出たと言った。
すると、別の部屋を用意しますと言われたが彼女は怯えてるしおいらも怯えてる。
無理!と言ったら半額にしてくれた。
ホテルを出て国道に出る時に来る時見た看板のが見えた
「ありがとうございました、お気をつけて。○○ホテル」と書いてある下に

**小児病院と言う字が消えかかっていた。

ホテルを離れてから彼女と話をした

彼女から 男の子2人見た?と聞かれた
彼女が言うにはそれは双子だそうだ
もちろんおいらは何故そう思うか聞いた、
おいらが見たベットの反対側に女の人が立っていて
それが多分母親だと思うと、その女の人が凄い形相で睨むから
怖くて目が開けられずギュっと閉じていたのだそうだ。

どうやらおいらがイビキをかいて寝てるときに子供の走る気配を感じ
目が覚め部屋を見ると女の人が子供を追いかけていたのだそうだ。
そこで一度意識が無くなり、再度気が付いたら女の人が睨んでいたと。 


【引用元:死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?part190】